簡択(読み)カンタク

デジタル大辞泉 「簡択」の意味・読み・例文・類語

かん‐たく【簡択】

[名](スル)選ぶこと。選び出すこと。

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精選版 日本国語大辞典 「簡択」の意味・読み・例文・類語

かん‐たく【簡択】

  1. 〘 名詞 〙 選ぶこと。えり抜くこと。精選すること。揀択(かんたく)
    1. [初出の実例]「此乃僧綱択所失、国司阿容任意」(出典日本後紀‐延暦二三年(804)正月丁亥)
    2. 「憂国の士最も思を潜めて、急に簡択せざる可からず」(出典:開化本論(1879)〈吉岡徳明〉上)
    3. [その他の文献]〔春秋左伝注‐昭公五年〕

けん‐じゃく‥ヂャク【簡択】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「けん」「じゃく」はそれぞれ「簡」「択」の呉音 ) 選び出すこと。好悪の差をつけて、人を選び抜き出すこと。かんたく。
    1. [初出の実例]「Qenjacu(ケンジャク) スベキ ナケレバ、ガンカイ タイラカ ナリ」(出典:天草版金句集(1593))

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普及版 字通 「簡択」の読み・字形・画数・意味

【簡択】かんたく

えらぶ。

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