米洗(読み)こめあらい

精選版 日本国語大辞典 「米洗」の意味・読み・例文・類語

こめ‐あらい‥あらひ【米洗】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 正月用の餠(もち)をつくために、糯米(もちごめ)を洗うこと。《 季語・冬 》 〔俳諧・誹諧通俗志(1716)〕
    1. [初出の実例]「道へ出て氷る水あり米洗ひ〈桃李〉」(出典:俳諧・田毎の日(1798)冬)
  3. 寄席(よせ)で、落語家高座に出る時、下座で演奏する囃子(はやし)のこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android