粒鉄(読み)りゅうてつ

百科事典マイペディア 「粒鉄」の意味・わかりやすい解説

粒鉄【りゅうてつ】

ルッペ鉄鉱石ロータリーキルンなどで低温還元したとき,半溶融状態の鉄が接着してできる径15〜50mmの粒状の鉄。低品位鉱活用などのため造られ,製鋼原料として利用。また貧鉱の予備処理として行われ,高炉装入原料とされることもある。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android