粗造(読み)ソゾウ

デジタル大辞泉 「粗造」の意味・読み・例文・類語

そ‐ぞう〔‐ザウ〕【粗造/×麁造】

[名・形動]粗末につくること。粗悪なつくり。また、そのさま。
汽車まで旧式で、―で」〈藤村破戒

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「粗造」の意味・読み・例文・類語

そ‐ぞう‥ザウ【粗造・麁造】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) そまつに物を造ること。雑な造り方。また、そのもの。あるいは、そのさま。粗作。粗糙(そぞう)
    1. [初出の実例]「此家麤造(ソザウ)と云ふには非れども、侯伯の家に比すれば狭少なり」(出典花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉五六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android