精選版 日本国語大辞典 「紅柱石」の意味・読み・例文・類語
こうちゅう‐せき【紅柱石】
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正方柱に近い柱状結晶をなすほか、柱状ないし繊維状結晶の集合体あるいは塊状で産する鉱物。泥質岩起源の接触変成岩によくみられる。またアルミニウムに富む片麻(へんま)岩や結晶片岩中にも産する。そのほか、花崗(かこう)岩ペグマタイト中、気成鉱床中、熱水交代型の粘土鉱床中にみられる。分解して白雲母(しろうんも)を生じることがよくある。変種に空晶石がある。紅柱石は珪線(けいせん)石、藍晶(らんしょう)石と同質異像をなし、変成鉱物としては、低温低圧領域で安定である。英名は産地であるスペインのアンダルシアAndalusiaにちなんで命名され、和名は外観によるものである。
[松原 聰]
Al2SiO5.泥質ホルンフェルス,中変成度変成岩,花こう岩,ペグマタイト,アプライト中に産出する.灰色~紅色の柱状結晶となるので,この名称がある.斜方晶系,空間群 Pnnm,格子定数 a0 = 0.778,b0 = 0.792,c0 = 0.557 nm.単位格子中に4個の基本組成を含む.硬度6.5~7.5.密度3.13~3.16 g cm-3.Al-O八面体が稜共有で鎖をつくり,この鎖をSi,Alが結合している.鎖間Alは五配位.このAlは少量の Fe3+ で置換される.[別用語参照]らん晶石
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…このほかには産地名による場合がある。スペインのアンダルシア地方の産出鉱物であることによる紅柱石の英名andalusiteや,日本の阿武隈石の例などがあげられる。また人名に由来する例もあり,著名鉱物研究者を記念してその名前を用いる場合,例えば小藤石などの例がある。…
※「紅柱石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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