紋所(読み)もんどころ

精選版 日本国語大辞典 「紋所」の意味・読み・例文・類語

もん‐どころ【紋所】

〘名〙 家々で定めて用いている紋章。家々の定紋。紋。
※俳諧・犬子集(1633)二「川の瀬の文所かや花筏〈正信〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「紋所」の意味・読み・例文・類語

もん‐どころ【紋所】

家々で定めている紋章。紋。家紋定紋じょうもん。「葵の紋所
[類語]紋章家紋旗印五つ紋

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の紋所の言及

【紋章】より

…ある特定の図案を用いて,個人,一家,一族,団体,結社などを表徴する標識。紋章という呼称は近代になってからのもので,古くは〈家紋〉〈家の紋〉〈定紋(じようもん)〉〈紋じるし〉〈紋所〉などと称していたが,このうち〈家紋〉は厳密にいえば武家の紋のみに用いられた呼称である。団体や結社に用いられるものは記章,バッジと呼ばれることも多く,各種のシンボルマークもこれに近い。…

※「紋所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

ダモクレスの剣

常に身に迫る一触即発の危険な状態をいう。シラクサの僭主ディオニュシオス1世の廷臣ダモクレスが王者の幸福をたたえたので,王がある宴席でダモクレスを王座につかせ,その頭上に毛髪1本で抜き身の剣をつるし,王...

ダモクレスの剣の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android