精選版 日本国語大辞典 「純粋」の意味・読み・例文・類語
じゅん‐すい【純粋】
〘名〙 (形動)
① まじりけがないこと。雑多なものがまじっていないで、ととのっていること。また、そのさま。
※宝覚真空禅師録(1346)乾・道号・玉岡「石蔵淳粋弄二横機一、三献何須弁二是非一」
② 他の事は考えないで、その事だけをいちずに思うこと。また、そのさま。専一。ひたすら。
③ 最も大切なところ。真正な事。また、そのさま。精髄。
※和俗童子訓(1710)三「尚書の内、純粋(ジュンスイ)なる数篇」
④ 完全であること。完備していること。〔戦国策‐秦策下・昭襄王下〕
※坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉五「たまに正直な純粋な人を見ると」
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