純資産増加説(読み)じゅんしさんぞうかせつ

世界大百科事典(旧版)内の純資産増加説の言及

【キャピタル・ゲイン課税】より

…納税者の租税の負担能力の指標として今日最も一般的に採用されるのは所得であるが,所得の概念は必ずしも明確ではない。経済学者に最も支持されている所得の概念に純資産増加説があるが,これによるならば,所得は,ある一定期間中に納税者が消費した財やサービスの価値と同期間中に発生した資産の価値の純増加額との合計である。この所得の概念はきわめて包括的であり,実現したキャピタル・ゲインのみならず,発生はしたけれども未実現のキャピタル・ゲインも含まれる。…

※「純資産増加説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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