紡毛紡績(読み)ぼうもうぼうせき

精選版 日本国語大辞典 「紡毛紡績」の意味・読み・例文・類語

ぼうもう‐ぼうせきバウモウバウセキ【紡毛紡績】

  1. 〘 名詞 〙 紡毛糸を作る工程総称原料羊毛選毛から、紐状スライバーとしたのち撚りを掛けて糸とする、開毛・添油・紡毛精紡などの一連の工程。

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百科事典マイペディア 「紡毛紡績」の意味・わかりやすい解説

紡毛紡績【ぼうもうぼうせき】

短繊維のまじったままの羊毛や,ぼろ,糸くずなどをほぐした反毛を原料とし,梳毛(そもう)せずに精紡機にかけて毛糸につむぐ紡績法。製品は,長繊維と短繊維が比較的乱雑に配置された,毛羽の多い太番手の糸で,一見粗剛であるが実際は柔軟で,暖感があり,縮充性に富む。
→関連項目梳毛紡績紡績

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