精選版 日本国語大辞典 「索引」の意味・読み・例文・類語
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単行本、叢書(そうしょ)などの本文に記載されているおもな事項を抽出し、読者が検索しやすいように、一定の順序に配列し、本文の掲載ページを示したもの。主要事項のなかには、件名、人名、地名、文献名、語句、術語、条文名(法律書)などがある。単行本の索引は、巻末に掲載されることから、巻末索引または内容索引ともいう。また、叢書、個人全集などは、索引のみ別巻(総索引)にして発行される例もある。事項の配列の順序は、五十音順、アルファベット順、いろは順、漢字の音訓をもとにする電話帳式などがある。
索引の作成については、項目が記載されているページを明示することから、校正が初校、再校、三校と進みページ数が確定した校正刷り(ゲラ刷り)によって項目の選定が行われる。選定に際しては、本の内容に応じ、あらかじめ選定項目の範囲および基準を設け、それに沿って校正刷りにしるしをつけていく。それをカードに書き取り、大分類(五十音順の場合はア行とかカ行というように)したのち、配列順序を決め、原稿を作成する。コンピュータによる場合は、情報入力に際し、あらかじめ項目を選定しておき、必要に応じて項目の抽出、配列が行われる。索引は著作物の一部であることから、その原稿は著者自身が作成すべきものであるが、実際には編集部まかせのものが少なくない。日本における索引の事例は近世においても散見できるが、その対象は特殊なものに限られ、広く普及するには至らなかった。一般書に索引が付されるようになったのは、ようやく大正期に入ってからである。出色のものとして物集高見(もずめたかみ)・物集高量(たかかず)編『群書索引』(1916)、太田為三郎編『日本随筆索引』(1925)、正宗敦夫(あつお)編『万葉集総索引』(1974)などがある。
図書館においては、雑誌、新聞など定期刊行物の題目、件名、著訳者名をリストアップし、これを一定の方式によって配列した閲覧者向けのものがある。雑誌記事索引または文献索引といわれ、単行本、叢書などの内容索引に対し、こちらは題目索引ともいわれている。また、雑誌などを合本にした場合、題目、著訳者名、巻号などを抽出し、合本の巻末、あるいは別冊にして総目録が作成される。
[矢作勝美]
『稲村徹元著『索引の話』(1977・日本図書館協会)』
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…語(言語記号)は条件反射の刺激という信号に取って代わる〈信号の信号〉であり,この〈信号の信号〉は事物・事象が不在でも,それらについての観念を指示し惹起することができる。 実現された記号はその形式的特徴からアイコンicon(類像記号――ある対象の画像など),インデクスindex(指標記号――矢印がなんらかの対象を指示する場合),シンボルsymbol(象徴記号――約束的な記号で,その代表は自然言語)の3種に分類されることがある(C.S.パース)。また,モリスによれば,こうした記号を検討する記号論は,意味論semantics(記号と,それが指示する対象の関係。…
…正数aをとり,そのx乗axを考えるとき,xのことをべき指数power exponent,または単に指数exponentと呼ぶ。代数学の分野では,例えば群Gの部分群Hがあるとき,その左または右剰余類の個数をHの指数indexという。また積分作用素の同一固有値に対応する一次独立な固有関数も指数と呼ばれる。…
…歯車,カムを加工するために,円周を任意の数に等分割するための器具。機械式と光学式がある。機械式の多くは万能フライス盤の付属品となっている。もっとも簡単な構造のものは,同心円上に等分割された穴のある割出板が主軸にとりつけられている。割出しは,所要の割出角度に相当する穴数だけ割出板を回転し,穴にピンを入れて行う。光学式割出台は,高精度の角度測定と割出しに用いられ,精密歯車,カムシャフトの製作のため,フライス盤,研磨盤に載せて使用される。…
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出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
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