終末(読み)シュウマツ

デジタル大辞泉 「終末」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐まつ【終末】

物事最後に行きつくところ。おわり。しまい。「事件の終末」「世界の終末
[類語]終わり最後大詰め終局終焉結末おしまい終了完結完了終結果てし幕切れ閉幕打ち止めちょんかんりょうジエンド終わりを告げる終止符を打つピリオドを打つちょんになる末期的衰残弱体化衰弱衰微衰退頓挫衰え減退後退退潮地に落ちる没落落ちぶれるうらぶれる成り下がる零落凋落ちょうらく転落落魄らくはく淪落堕落末路斜陽成れの果て見る影もない朽ちる消沈衰亡たそがれ失速焼きが回る耄碌もうろくぽんこつ火の車尾羽うち枯らす世も末廃れる衰える寂れる落ち目下火尻すぼみ廃退下り坂左前不振じり貧どか貧先細り下がり目低落廃る傾く尻下がり尻切れとんぼ竜頭蛇尾孤城落日

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精選版 日本国語大辞典 「終末」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐まつ【終末】

  1. 〘 名詞 〙
  2. おわり。はて。しまい。終尾
    1. [初出の実例]「第二期は第一期の終末、すなはち日清戦役の済んだ頃から、日露戦役の三十七八年くらひまでを指す」(出典:女工哀史(1925)〈細井和喜蔵〉三)
  3. キリスト教で、世の終わりをいう。→終末論
    1. [初出の実例]「南京虫と奮闘しつつある絶望的の顔を世界終末(シュウマツ)の図の如くに目の前に描き出した」(出典:続俳諧師(1909)〈高浜虚子〉七二)

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