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晶系ともいう.結晶軸のとり方をもとにした結晶の対称性の分類の一つ.結晶軸のとり方は結晶の点群の対称で規定されるから,点群の分類にも相当する.三斜晶系,単斜晶系,斜方晶系,正方晶系,三方晶系(りょう面体晶系を含む),六方晶系,および立方晶系(等軸晶系)の七つがある.このうち,三方晶系の一部と六方晶系はどちらも六方格子をとるが,結晶中の最高位の回転または回反軸が3回対称のものを三方晶系,6回対称のものを六方晶系と区別する.[別用語参照]ブラベ格子
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…結晶を微視的に見た場合,空間群は230種類可能であったが,巨視的に見るとその対称は32種の点群に限られ,これらを結晶族または晶族という。
[結晶系]
空間格子の格子点の一つを固定しての運動によって,格子をそれ自身に重ね合わすような対称操作をすべて含む点群を求めると,表における第4列の7種のものが得られ,これらを完面像点群(晶族)という。これらの点群によってそれ自身に重ねられる結晶格子は,その格子線の方向や周期が対称を反映しており,今後は結晶軸も対称を表す格子線の方向にとりかえることにする。…
※「結晶系」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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