統一標目(読み)とういつひょうもく(英語表記)uniform heading

図書館情報学用語辞典 第5版 「統一標目」の解説

統一標目

“統制された形の標目.例えば,著者や著作が2以上の名称で知られている場合,そのうちの一つの名称に統一された標目”(『日本目録規則1987年版改訂3版』用語解説).同一著者が複数の名称で知られている場合,資料の表示形をそのまま標目にとると同一著者の著作が目録ファイル中で分散してしまい,目録の機能の一つである「同一著者の著作の集中」が損なわれてしまうことになる.名称典拠(著者名典拠)ファイルを用いて典拠コントロールを行い,各著者に統一標目を適用することによって,「同一著者の著作の集中」が可能となる.無著者名古典,音楽作品,聖典などに対しては「統一タイトル」を統一標目に適用するのも,同様に「同一著作の集中」を意図したものである.RDAおよび『日本目録規則2018年版』では,典拠形アクセスポイントがこれに当たる.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android