絹布(読み)ケンプ

デジタル大辞泉 「絹布」の意味・読み・例文・類語

けん‐ぷ【絹布】

絹糸で織った布。絹織物

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精選版 日本国語大辞典 「絹布」の意味・読み・例文・類語

きぬ‐ぬの【絹布】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 絹と綿。
    1. [初出の実例]「群臣各、衣裳(きもの)・斧鉄(をのかね)帛布(キヌヌノ)を出して国物(くにつもの)に助(ゐ)加へて」(出典日本書紀(720)継体一〇年五月(寛文版訓))
  3. 織物。絹の織地。けんぷ。

けん‐ぷ【絹布】

  1. 〘 名詞 〙 絹糸で織った織物。絹織物。絹物。きぬ。
    1. [初出の実例]「おほくの金鷲の羽絹布やうやうの財物」(出典:十訓抄(1252)一〇)
    2. 「唐国和朝の絹布(ケンプ)をたたみこみ、品々の時代絹」(出典:浮世草子日本永代蔵(1688)一)

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普及版 字通 「絹布」の読み・字形・画数・意味

【絹布】けんぷ

絹帛

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