精選版 日本国語大辞典 「網目」の意味・読み・例文・類語 あみ‐の‐め【網目】 〘 名詞 〙① 網の、編んである糸と糸、または、針金と針金とに囲まれたすきまの部分。また、そのように張りめぐらされた状態のたとえ。あみめ。[初出の実例]「網(アミ)の目(メ)斉整(ととのほ)りぬ」(出典:百法顕幽抄平安中期点(900頃))② (網の目のように)多い人目。また、他人からの監視の目。→あみのめ(網目)を潜(くぐ)る。[初出の実例]「張りめぐらされた警察の網(アミ)の目(メ)を、どこをどうして逃れたのか」(出典:盲獣(1931‐32)〈江戸川乱歩〉鎌倉ハム大安売)③ 「あみのめ(網目)から手」の略。[初出の実例]「網の目へ断(ことわり)出羽の郡司いい」(出典:雑俳・川傍柳(1780‐83)二) あみ‐め【網目】 〘 名詞 〙① 網の、編んである糸と糸とに囲まれたすきまの部分。また、そのような部分があって、網のような状態になっているものや、その模様。あみのめ。[初出の実例]「われら共に超凡、すでに尋常規矩の網目を破る」(出典:道程(1914)〈高村光太郎〉淫心)② =あみはん(網版) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例