縁遠い(読み)エンドオイ

デジタル大辞泉 「縁遠い」の意味・読み・例文・類語

えん‐どお・い〔‐どほい〕【縁遠い】

[形][文]えんどほ・し[ク]
きわめて関係が薄い。「庶民に―・い店」
よい結婚相手になかなかめぐり会えない。「―・い人」
[類語]無関係局外無縁疎遠没交渉人事ひとごと他人事余所よそ風馬牛別問題薄い対岸の火事遠い遠遠しい遠縁とおえん懸隔開き疎い

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精選版 日本国語大辞典 「縁遠い」の意味・読み・例文・類語

えん‐どお・い‥どほい【縁遠】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]えんどほ・し 〘 形容詞ク活用 〙
  2. 良縁にめぐまれない。結婚の相手になかなかめぐりあわない。
    1. [初出の実例]「或は縁遠(ヱントヲ)き女」(出典浮世草子好色一代男(1682)三)
  3. 関係が薄い。無縁に近い。
    1. [初出の実例]「東が塞(ふさ)がって居るので、朝日には常に縁遠く」(出典:田舎教師(1909)〈田山花袋五六)

縁遠いの派生語

えんどお‐さ
  1. 〘 名詞 〙

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