繁華(読み)ハンカ

デジタル大辞泉 「繁華」の意味・読み・例文・類語

はん‐か〔‐クワ〕【繁華】

[名・形動]人が多く集まり、にぎわっていること。また、そのさま。「繁華通り」「繁華街」
[類語]繁栄栄える繁盛にぎわうにぎわすにぎやか富むはやる盛る栄華全盛最盛興隆隆盛盛栄栄耀栄華共存共栄隆昌新興末広末広がり殷賑いんしん活況盛況盛会盛大花が咲く

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精選版 日本国語大辞典 「繁華」の意味・読み・例文・類語

はん‐か‥クヮ【繁華・繁花】

  1. 〘 名詞 〙
  2. たくさん咲いている花。咲き乱れる花。
    1. [初出の実例]「春園遙望佳人在、乱雑繁花相映輝」(出典:凌雲集(814)神泉苑花宴賦落花篇〈嵯峨天皇〉)
    2. [その他の文献]〔史記‐呂不韋伝〕
  3. ( 形動 ) 都市や町がさかえにぎわうこと。また、そのさま。繁栄。
    1. [初出の実例]「戚里繁華歇、皇家淑徳収」(出典:文華秀麗集(818)中・侍中翁主挽歌詞〈嵯峨天皇〉)
    2. 「まことに寸土寸金の繁花(ハンクヮ)の巷」(出典浮世草子好色万金丹(1694)二)

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普及版 字通 「繁華」の読み・字形・画数・意味

【繁華】はんか(くわ)

花が咲きほこる。にぎわう。また、若く美しい。唐・劉希夷〔公子行〕詩 天津橋下、陽春の水 天津橋上、の子(し)

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