繁骨(読み)シゲボネ

デジタル大辞泉 「繁骨」の意味・読み・例文・類語

しげ‐ぼね【繁骨】

格子の、桟の目が細かいもの。また、その格子。
提灯ちょうちんの、骨の数が多いもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「繁骨」の意味・読み・例文・類語

しげ‐ぼね【繁骨】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 障子の目のこまかい桟。また、こまかい目の桟でつくったもの。
    1. [初出の実例]「檜のまっしろな、繁骨(シゲボネ)の荷にギヤマンの皿をつみ上げ」(出典市井人(1949)〈久保田万太郎一二)
  3. 骨の数が多く、目のこまかい提灯
    1. [初出の実例]「骨はしげぼねにして、側わ本塗に真鍮の金物」(出典:黄表紙・江戸生艷気樺焼(1785)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android