デジタル大辞泉 「缶」の意味・読み・例文・類語
かん〔クワン〕【缶/×罐/×鑵】
1 金属の薄い板で作った容器。特に、ブリキ製のものをいう。「石油―」
2 「缶詰」の略。「
[類語]桶・たらい・バケツ・水桶・溜め桶・手桶・洗い桶・湯桶・風呂桶・水槽
かん【缶〔罐〕】[漢字項目]
1 金属製の容器。「缶詰/空き缶・製缶」
2 「缶詰」の略。「牛缶」
3 湯わかし器。「
4 蒸気機関のかま。「汽缶」
[補説]「罐」は本来「水を汲むつるべ」をさしたが、今は「缶」によって代用する。「缶」は「フ」が本来の音で、「腹のふくれた水がめ、ほとぎ」の意。1は英語canまたはオランダ語kanの音訳字。3・4は「鑵」と通用。



 
 
 
 
 なり。酒漿を
なり。酒漿を (い)るる
(い)るる 以(ゆゑん)なり。秦人、之れを鼓(う)ちて以て謌(うた)を
以(ゆゑん)なり。秦人、之れを鼓(う)ちて以て謌(うた)を す。象形」という。〔礼記、礼器〕に「五獻の
す。象形」という。〔礼記、礼器〕に「五獻の 、門外は缶、門
、門外は缶、門 は壺なり」とあって、壺と同じく酒器・水器として用いる。また釣瓶(つるべ)に用いた。〔史記、
は壺なり」とあって、壺と同じく酒器・水器として用いる。また釣瓶(つるべ)に用いた。〔史記、 (りん)相如伝〕に、相如が秦王にせまって、缶を鼓って秦声を歌わせたことがみえる。寶(宝)は缶声の字。古くその音があったのであろう。いまの常用漢字では、缶を
(りん)相如伝〕に、相如が秦王にせまって、缶を鼓って秦声を歌わせたことがみえる。寶(宝)は缶声の字。古くその音があったのであろう。いまの常用漢字では、缶を の意に用いる。
の意に用いる。 ・罌・
・罌・ ・缺(欠)・罅・
・缺(欠)・罅・ など二十字、〔新附〕として
など二十字、〔新附〕として 〕に四十二字を属する。缶は陶の初文、帝尭陶唐氏、堯(尭)は土器を重ね繞(めぐ)らして焼成し、陶と化する意の字である。
〕に四十二字を属する。缶は陶の初文、帝尭陶唐氏、堯(尭)は土器を重ね繞(めぐ)らして焼成し、陶と化する意の字である。 彝(ほうそんい)を作る」というのが常例で、缶を寶の字に用いることがある。
彝(ほうそんい)を作る」というのが常例で、缶を寶の字に用いることがある。 缶・荘缶・拊缶・覆缶・瓶缶・宝缶・盆缶・用缶
缶・荘缶・拊缶・覆缶・瓶缶・宝缶・盆缶・用缶


 (かん)。〔説文新附〕五下に「
(かん)。〔説文新附〕五下に「 注の器で水器。〔集韻〕に「
注の器で水器。〔集韻〕に「 む
む と通じ、つるべ。
と通じ、つるべ。 留閇(つるべ) 〔
留閇(つるべ) 〔