美観(読み)びかん

精選版 日本国語大辞典 「美観」の意味・読み・例文・類語

び‐かん ‥クヮン【美観】

〘名〙 美しいながめ。美麗な見もの。
太平策(1719‐22)「礼楽文物も、美観をこのみ、かざりの為に設るに非ず、民を安んずる道具なり」
随筆胆大小心録(1808)一五八「奈良造営の美観にもまさりて」

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デジタル大辞泉 「美観」の意味・読み・例文・類語

び‐かん〔‐クワン〕【美観】

美しい眺め。美しい景観。「古都美観を損ねる建築物
[類語]景観奇観異観壮観偉観スペクタクル眺め風景景色風光風物近景遠景風色ふうしょくけい景色けいしょく景趣眺望見晴らしパノラマ大観

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普及版 字通 「美観」の読み・字形・画数・意味

【美観】びかん(くわん)

よいながめ。南朝宋・謝霊運山居の賦、自注〕喬木竹、畛(しん)に(よ)り阜(をか)に彌(わた)り、波(わうは)石(そせき)、に側(そ)ひて飛し、以て寓目の美を爲す。

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