義山(読み)ギザン

デジタル大辞泉 「義山」の意味・読み・例文・類語

ぎざん【義山】

[1648~1717]江戸中期浄土宗の僧。京都の人。俗姓三魔みま氏。あざなは良照。号、信阿。江戸増上寺呑誉どんよ師事。浄土宗典籍を校訂法然伝記「円光大師行状画図翼賛」60巻を円智と共編

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精選版 日本国語大辞典 「義山」の意味・読み・例文・類語

ぎざん【義山】

  1. 江戸中期の浄土宗の僧。字は良照。号信阿。京都の人。霊元上皇らの帰依(きえ)を受ける。宗典の校定にあたり、円智とともに「円光大師行状画図翼賛」六〇巻を著わす。正保四~享保二年(一六四七‐一七一七

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「義山」の解説

義山 ぎざん

1647-1717 江戸時代前期-中期の僧。
正保(しょうほ)4年生まれ。京都の人。江戸増上寺で浄土宗学をおさめ,下野(しもつけ)(栃木県)円通寺の聞証(もんしょう)に師事。天和(てんな)3年京都にかえり,知恩院入信院で法然の伝記の注釈「円光大師行状画図(えず)翼賛」を編修し,宗典の研究につとめた。享保(きょうほう)2年11月13日死去。71歳。字(あざな)は良照。号は禅蓮社信阿円観。

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