羽後(読み)うご

精選版 日本国語大辞典 「羽後」の意味・読み・例文・類語

うご【羽後】

[一] 東山道一三か国の一つ明治元年一八六八出羽国二分した北半分で、秋田県大部分山形県一部となる。
[二] 秋田県南部、雄勝郡地名中心西馬音内(にしもない)盆踊り仙道番楽(ばんがく)などが伝わる。

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デジタル大辞泉 「羽後」の意味・読み・例文・類語

うご【羽後】

旧国名の一。明治元年(1868)、出羽でわ国を南北に二分した北の部分。同4年7月14日廃藩置県発令まで、東山道13か国の一つに数えられた。範囲は現在の鹿角かづの市および小坂町を除く秋田県と、山形県飽海あくみ郡および酒田市最上川以北。
秋田県南部、雄勝おがち郡の地名。中心の西馬音内にしもないの盆踊り、仙道の番楽ばんがくなどが伝わる。

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