精選版 日本国語大辞典 「翰林」の意味・読み・例文・類語
かん‐りん【翰林】
〘名〙 (「翰」は筆。文筆の集まっているところの意から)
※菅家文草(900頃)二・
裴大使留別之什「高看鶴出二新雲路一、遠妬花開二旧翰林一」

② 「かんりんいん(翰林院)①」の略。
※本朝文粋(1060頃)一〇・聚沙為仏塔詩序〈慶滋保胤〉「台山禅侶二十口。翰林書生二十人」
③ 「かんりんいん(翰林院)②」の略。
※扶桑集(995‐999頃)九・冬日於文章院懐旧招飲〈大江朝綱〉「幹林懐レ古遇二樽盈一。銀艾紛々珮響清」
④ 「かんりんがくし(翰林学士)①」の略。
※随筆・独寝(1724頃)上「又、姚文公翰林になりて、旨を承りて玉堂に宴をもふけられしに」
⑤ 「かんりんがくし(翰林学士)②」の略。
※江吏部集(1010‐11頃)中「兼二翰林一之後与二門生一談話」
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