翼賛(読み)ヨクサン

デジタル大辞泉 「翼賛」の意味・読み・例文・類語

よく‐さん【翼賛】

[名](スル)力を添えて助けること。天子政治を補佐すること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「翼賛」の意味・読み・例文・類語

よく‐さん【翼賛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 力をそえてたすけること。補佐すること。扶翼・賛助すること。
    1. [初出の実例]「必由翼賛之功、始有運」(出典続日本紀‐養老三年(719)一〇月辛丑)
    2. 「縉紳貴族四十六家の翼賛を得て成立する女学校にして」(出典:東京日日新聞‐明治一七年(1884)二月二〇日)
    3. [その他の文献]〔蜀志‐董允伝〕
  3. 特に、天皇を補佐して政治を行なうこと。
    1. [初出の実例]「鬼塚先生が、翼賛代議士としても」(出典:てんやわんや(1948‐49)〈獅子文六〉花兵)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「翼賛」の読み・字形・画数・意味

【翼賛】よくさん

輔佐する。〔三国志、蜀、允伝〕(の上表)允、侍すること年、王室贊す。宜しく土を賜ひて、以て勳勞を襃(ほ)むべしと。

字通「翼」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android