聖護院だいこん

デジタル大辞泉プラス 「聖護院だいこん」の解説

聖護院だいこん

京都府京都市左京区で生産されるダイコンカブのように丸い形状をしている。肉質は緻密でほんのりと甘い江戸時代、文政年間に、尾張の国から黒谷金戒光明寺に奉納された長大根を譲り受けて栽培するうち丸形のものが出来るようになり、品種固定したとされる。代表的な京野菜ひとつで、京都府により「京の伝統野菜」に認定されている。

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事典 日本の地域ブランド・名産品 「聖護院だいこん」の解説

聖護院だいこん[根菜・土物類]
しょうごいんだいこん

近畿地方、京都府の地域ブランド
京都市で生産されている。およそ160年前、聖護院農家が、尾張の長大根から作りだしたもの。採種を続けるうちに短形の丸い大根が生まれた。苦みがなくほんのり甘い。長時間炊いても煮崩れしないため、ふろふきだいこんやおでんにして食べられる。京の伝統野菜。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

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