背伸び(読み)セノビ

デジタル大辞泉 「背伸び」の意味・読み・例文・類語

せ‐のび【背伸び/背延び】

[名](スル)
からだをまっすぐにして、できるだけ背丈を伸ばすこと。つま先立って伸び上がること。「―して棚の荷物を取る」
実力以上のことをしようとすること。また、自分を実際以上に大きく見せようとすること。「―して大人のまねをする」
[類語]見栄を張る虚勢を張る気を持たせるもったい振る体裁振る気取る勿体臭い澄ます格式張る御大層らしい大層らしい仰仰しい誇大大袈裟おおげさオーバー大層事事ことごとしい大仰おおぎょう針小棒大尾鰭おひれを付ける思わせ振りしなを作る大人振る見せ掛け見せ掛ける行い澄ます取り澄ます飾り気虚栄自意識過剰お高くとまるお高い芝居がかる猫かぶり猫をかぶるもっともらしいびるへつらおもねる取り入る胡麻ごますり阿諛あゆおためごかし卑屈へつら取り巻くこびを売る胡麻ごまをする鼻息をうかが太鼓を叩く機嫌を取る尻尾を振る歓心を買う色目を使う秋波を送る気を引く気を持たせる調子を合わせる追従ついしょうおべっかおべんちゃら諂巧てんこう諂阿てんあ諂曲てんごく諂笑てんしょう諂媚てんび諂諛てんゆ阿付迎合へいへいへいこらぺこぺこ曲学阿世味噌を意を迎える

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「背伸び」の意味・読み・例文・類語

せ‐のび【背伸・背延】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 背をのばし、身体をまっすぐにしてできる限り背丈を高くすること。爪先を立ててのび上がること。また、両手を上にのばし、背を反らせてあくびなどをすること。せいのび。
    1. [初出の実例]「背延びして・うどんさし出す門長家」(出典:雑俳・名付親(1814))
  3. 自分の実力以上のことをしようとすること。また、自分を実際以上に大きく見せようとすること。せいのび。
    1. [初出の実例]「やや背のびをする形で日本人の優秀を信じようとし」(出典:現代のヒューマニズム(1948)〈中島健蔵〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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