胞子囊群(読み)ほうしのうぐん

世界大百科事典(旧版)内の胞子囊群の言及

【シダ植物(羊歯植物)】より

…このうち,小葉性のものと大葉性のものは異なった系統群に属しており,大葉性のもののうち,真囊性のものには系統的につながりの認められないリュウビンタイの類とハナヤスリの類がある。薄囊シダ類のうちには,一つの胞子囊群(ソーラスsorus)中の胞子がすべて同時に成熟するもの(斉熟),胞子囊托の基部から上部に向けて順番に成熟していくもの(順熟),それに一つのソーラスの中にさまざまの程度に成熟した胞子が混在するもの(混熟)の三つの型があり,この順に進化してきたものである。また,ソーラスの起源が,もともと葉縁である脈端にあるもの(縁生類)と,脈の背面につくもの(面生類)とは系統的に異なっている。…

※「胞子囊群」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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