胸がつかえる(読み)ムネガツカエル

デジタル大辞泉 「胸がつかえる」の意味・読み・例文・類語

むねがつか・える

食べた物が食道につまる。
悲しみや心配事などのために胸が圧迫されるように苦しくなる。「悲しい思い出に―・える」
[類語]悲痛沈痛悲愴悲傷悲しい物悲しいうら悲しいせつないつらい痛ましい哀れ哀切もの憂い苦しい耐えがたいしんどい苦痛であるやりきれないたまらないる瀬ない断腸の思い胸を痛める胸が塞がる忍び難い忍びない見るに忍びない見るに堪えない胸苦しい重苦しい重重しい息詰まるあえ寝苦しい息苦しい悶悶もんもん胸が痛む胸が張り裂ける胸が裂ける胸が潰れる胸拉ぐ胸がつまるびんびんせつせつ痛切切実深刻ひしひしつくづくしみじみじいん心からけだるいアンニュイ気を滅入る気遣わしい塞ぐ塞ぎ込む消沈しょげるしょげ返る沈む憂鬱憂愁沈鬱メランコリー気鬱気塞ぎ鬱鬱陰鬱暗鬱鬱屈鬱結鬱気うっき鬱悶うつもん鬱積抑鬱憂さ鬱陶しい

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精選版 日本国語大辞典 「胸がつかえる」の意味・読み・例文・類語

むね【胸】 が つかえる

  1. 食物などで胸がふさがるような感じがする。〔邇言便蒙抄(1682)〕
  2. 悲しみや心配事などのために、胸がしめつけられるように苦しくなる。
    1. [初出の実例]「Munega tçucayuru(ムネガツカユル)」(出典日葡辞書(1603‐04))

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