胸が潰れる(読み)ムネガツブレル

デジタル大辞泉 「胸が潰れる」の意味・読み・例文・類語

むねつぶ・れる

悲しみや驚きなどで、心がしめつけられる思いがする。「突然の悲報に―・れる」
[類語]悲痛沈痛悲愴悲傷悲しい物悲しいうら悲しいせつないつらい痛ましい哀れ哀切もの憂い苦しい耐えがたいしんどい苦痛であるやりきれないたまらないる瀬ない断腸の思い胸を痛める胸が塞がる忍び難い忍びない見るに忍びない見るに堪えない胸苦しい重苦しい重重しい息詰まるあえ寝苦しい息苦しい悶悶もんもん胸が痛む胸が張り裂ける胸がつかえる胸が裂けるひし胸がつまるびんびんせつせつ痛切切実深刻ひしひしつくづくしみじみじいん心からけだるいアンニュイ気を滅入る気遣わしい塞ぐ塞ぎ込む消沈しょげるしょげ返る沈む憂鬱憂愁沈鬱メランコリー気鬱気塞ぎ鬱鬱陰鬱暗鬱鬱屈鬱結鬱気うっき鬱悶うつもん鬱積抑鬱憂さ鬱陶しい

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精選版 日本国語大辞典 「胸が潰れる」の意味・読み・例文・類語

むね【胸】 が 潰(つぶ)れる

  1. 悲しみや心配事で心が強くしめつけられるように感じる。むなさわぎを感じてどきりとする。たいそう驚く。胸ひしぐ。
    1. [初出の実例]「是をかぐや姫聞きて、我は此御子に負けぬべしと、むねつぶれて思ひけり」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))

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