精選版 日本国語大辞典 「脚力」の意味・読み・例文・類語
きゃく‐りょく【脚力】
〘名〙
※翰林葫蘆集(1518頃)四・馬耳山「有レ馬皆山借欲レ騎、行人脚力已疲時」
かく‐りき【脚力】
〘名〙 古代の駅制で、急用大事のときに利用する飛駅とならんで用いられた通信方法の一つで、馬を使う必要のない一般の用件の使者をいう。平安中期以後、駅家の機能が失われてから主要な通信手段となった。鎌倉以後に活躍した飛脚の前身。きゃくりき。きゃくりょく。
※色葉字類抄(1177‐81)「脚力 カクリキ」
きゃく‐りき【脚力】
〘名〙
① =きゃくりょく(脚力)①
② =きゃくりょく(脚力)②
※源平盛衰記(14C前)二六「宇佐大郡司公通が脚力(キャクリキ)とて」
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