精選版 日本国語大辞典 「脱色」の意味・読み・例文・類語
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着色液の色を除く処理をいう。油脂の脱色精製は、活性白土(フーラー土、酸性白土のような含水ケイ酸アルミニウムを主成分とする天然漂白土などを硫酸などで処理して活性化したもの)、活性炭(値段が高く単独では使用されない)のような優れた吸着剤、あるいは酸化・還元作用を有する化学薬品により行われる。ただし化学的方法は食用油脂に適用できず、一般に工業用製品に限定される。そのほか加熱、光線、液化溶剤抽出法などがある。石油精製においても、脱色に白土が吸着剤として用いられる。活性白土は天然漂白土よりも値段が高く、また廃白土中に油を含むために油の損失が大である。しかし活性白土は、天然漂白土よりも効力が勝り、かなりの量の遊離脂肪酸を含む油脂にも十分用いうる。活性白土は約120℃で使用され、現在一般に減圧脱色が行われる。これは、脱色操作中に油脂が大気中の酸素により酸化されて変質するのを抑制するためである。
[福住一雄]
一般に,着色液の色を除く処理をいう.通常,対象物により適当な脱色剤を用いる濾過法で行われ,陽イオン交換樹脂による水の脱色,陰イオン交換樹脂による砂糖溶液の脱色,活性白土による油脂や石油留分の脱色,活性炭による各種液体の脱色など,化学工業では種々の脱色処理が行われる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
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