腥風(読み)セイフウ

デジタル大辞泉 「腥風」の意味・読み・例文・類語

せい‐ふう【×腥風】

血なまぐさい風。殺伐気配

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精選版 日本国語大辞典 「腥風」の意味・読み・例文・類語

せい‐ふう【腥風】

  1. 〘 名詞 〙 なまぐさい風。血なまぐさいにおい。殺伐な気。
    1. [初出の実例]「緬想霊犀深隠山、腥風応是満人寰」(出典:随得集(1388頃)寄侍者隠居)
    2. 「深山逢白額、努力搏腥風(セイフウ)」(出典:御伽草子二十四孝(室町末))
    3. [その他の文献]〔韓愈‐叉魚招張功曹詩〕

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普及版 字通 「腥風」の読み・字形・画数・意味

【腥風】せいふう

殺伐。

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