自序(読み)じじょ

精選版 日本国語大辞典 「自序」の意味・読み・例文・類語

じ‐じょ【自序】

〘名〙 自分著書巻頭に自分で序文を書くこと。また、その序文。
史記抄(1477)一四「冀邸趙与が序したぞ。自序もあるぞ」
※志都の岩屋講本(1811)下「其の著されたる傷寒論の自序に、右申したる事を」 〔史記

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「自序」の意味・読み・例文・類語

じ‐じょ【自序】

自分の著書に自分で序文を書くこと。また、その序文。
[類語]序文はしがき前書き序言緒言序章前付け前置き前文プロローグ序詞小序序説序論緒論巻頭言イントロダクション

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「自序」の読み・字形・画数・意味

【自序】じじよ

自著の序。〔史記、太史公自序〕太の書を爲(つく)る。序略、以て補)を拾し、一家の言をす。~之れを名山し、副は京師に在り、後世人君子を俟(ま)つ。第七十。

字通「自」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典内の自序の言及

【序】より

…書物や作品のはじめ,またはおわりにその書物や作品を説明するために載せる文章であって,順序だてて叙述するから序と名づけるといわれる。書物の自序は,古くは末尾に置かれた。司馬遷《史記》の太史公自序や《荘子》天下篇はその例である。…

※「自序」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

インボイス

送り状。船荷証券,海上保険証券などとともに重要な船積み書類の一つで,売買契約の条件を履行したことを売主が買主に証明した書類。取引貨物の明細書ならびに計算書で,手形金額,保険価額算定の基礎となり,輸入貨...

インボイスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android