KBrO3(167.00).水酸化カリウムと臭素とを水溶液中で反応させて次亜臭素酸カリウムKBrOをつくり,さらにこの液を煮沸してKBrO3にかえた後に,冷却して結晶を析出させる.白色の三方晶系のイオン結晶(または粉末).三方すい型のBrO3-を含む.Br-O1.64 Å.∠O-Br-O106°.密度3.27 g cm-3.強熱すると,370 ℃ 以上で O2 を発生して分解する.
2KBrO3 → 2KBr + 3O2
強い酸化剤.固体に炭素や硫黄などの酸化されやすい物質をまぜたものは加熱すると爆発する.小麦粉の漂白・改質剤,分析試薬(臭素化滴定用や,酸化還元滴定の標準物質)などに用いられる.有毒.[CAS 7758-01-2]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
常に身に迫る一触即発の危険な状態をいう。シラクサの僭主ディオニュシオス1世の廷臣ダモクレスが王者の幸福をたたえたので,王がある宴席でダモクレスを王座につかせ,その頭上に毛髪1本で抜き身の剣をつるし,王...
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