至言(読み)シゲン

デジタル大辞泉 「至言」の意味・読み・例文・類語

し‐げん【至言】

事物本質を適切に言い当てている言葉。「それはけだし至言である」
[類語]言い習わし常套句常套語決まり文句美辞麗句慣用句ことわざ成句故事成語俚諺りげん俗諺ぞくげん古諺こげん諺語げんご箴言しんげん寸言寸鉄警句金言格言名言名句座右の銘謳い文句標語売り文句惹句じゃっくスローガンキャッチフレーズモットーキャッチコピーイディオム

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精選版 日本国語大辞典 「至言」の意味・読み・例文・類語

し‐げん【至言】

  1. 〘 名詞 〙 あることがらを非常にうまく適切に言い表わしたことば。
    1. [初出の実例]「託病以陳情。毎憶薬石之至言」(出典本朝文粋(1060頃)二・答同公辞関白表勅〈菅原文時〉)
    2. 「富国論を読み〈略〉是れ欧州近時文明人民の通論なりとの言を聞き、窃かに其至言なるを感じたるに」(出典:将来之日本(1886)〈徳富蘇峰〉三)
    3. [その他の文献]〔漢書‐賈山〕

しい‐げん【至言】

  1. 〘 名詞 〙 「しげん(至言)」の慣用読み。〔文明本節用集(室町中)〕

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普及版 字通 「至言」の読み・字形・画数・意味

【至言】しげん

よく理にかなった言。〔荘子、田子方〕夫子(ふうし)の天地に配す。而(しか)るにほ至言を假(か)りて以て心を脩(をさ)む。古の君子も、孰(たれ)か能く焉(こ)れをれん。

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