至誠(読み)シセイ

デジタル大辞泉 「至誠」の意味・読み・例文・類語

し‐せい【至誠】

きわめて誠実なこと。また、その心。まごころ。「至誠の人」
[類語]誠実篤実真摯忠実信実篤厚大まじめまじめ几帳面生まじめくそまじめ愚直四角四面質実堅実堅気かたぎ実直謹厳生一本一本気勤勉律儀義理堅い義理立て良心的忠実忠実まめまめしいきりきりしゃんきりりきりっと甲斐甲斐しいきびきびてきぱきしゃきしゃきはきはきすいすい忠実まめ忠実まめやか小忠実こまめ手忠実てまめ足忠実あしまめ筆忠実ふでまめ骨身を惜しまずきちんと規則正しい手取り足取りちゃんとしっかりしゃんときちんきちんきっちりかっちりがっちり規則的整然

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精選版 日本国語大辞典 「至誠」の意味・読み・例文・類語

し‐せい【至誠】

  1. 〘 名詞 〙 きわめて誠実なこと。また、その心。まごころ。
    1. [初出の実例]「利物無涯春雨普、至誠匪石夜雲知」(出典本朝無題詩(1162‐64頃)一〇・参安楽寺聖廟述心〈釈蓮禅〉)
    2. 「依て至誠は天をも感ずるとか云ふ古賢の格言を力にして」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二)
    3. [その他の文献]〔中庸〕

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普及版 字通 「至誠」の読み・字形・画数・意味

【至誠】しせい

この上なく真実の心。〔中庸、三十二〕唯だ天下にして、能く天下の大經を經綸し、天下の大本を立て、天地を知ると爲す。

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