舞衣(読み)マイギヌ

デジタル大辞泉 「舞衣」の意味・読み・例文・類語

まい‐ぎぬ〔まひ‐〕【舞衣】

舞をまうときに着る衣服舞衣装。まいごろも。
能装束の一。長絹ちょうけんに似て、脇から裾まで縫いとじてある広袖ひろそでひとえの上衣。女神竜女などに用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「舞衣」の意味・読み・例文・類語

まい‐ぎぬまひ‥【舞衣】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 舞を舞う時に着用する衣服。舞衣装。まいごろも。まいぎん。〔運歩色葉(1548)〕
  3. 能装束の一つ。単(ひとえ)薄衣の上衣で、長絹直垂と同型で、前身ごろと後身ごろがはなれ、金糸の縫模様のある上衣)に似ているが、それよりも丈が長くて胸紐・袖紐がなく、脇から裾までが縫いとじてある。女神や龍女などに用いる。
    1. [初出の実例]「白水衣、扇持。こ面。後に金のかさ折・まひきぬ」(出典:花伝髄脳記(1584頃)六輪)

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普及版 字通 「舞衣」の読み・字形・画数・意味

【舞衣】ぶい

舞の衣裳。〔書、顧命〕胤の衣、大貝・鼓(ふんこ)(即位の礼の陳設物)、西に在り。

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