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デジタル大辞泉 「舞込む」の意味・読み・例文・類語

まい‐こ・む〔まひ‐〕【舞(い)込む】

[動マ五(四)]
舞うようにして入ってくる。「粉雪部屋に―・む」
思いもかけないものや人が、ひょっこり入りこむ。「幸運が―・む」「差出人不明の手紙が―・む」
[類語]立ち入る踏み込む乗り込む押し入る駆け込む走り込む押し込む繰り込む上がり込む足を踏み入れる侵入乱入侵す侵害侵略進入入り込む潜り込む忍び込む忍び入る紛れ込む割り込む分け入る潜入浸入闖入ちんにゅう流入深入り侵寇侵犯突入侵攻切り込む

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精選版 日本国語大辞典 「舞込む」の意味・読み・例文・類語

まい‐こ・むまひ‥【舞込】

  1. 〘 自動詞 マ行五(四) 〙
  2. 雨や雪、また花びらなどが、舞いながらはいってくる。
    1. [初出の実例]「舞込だ福大黒と梅の花」(出典:俳諧・七番日記‐文化一〇年(1813)一月)
  3. どこからともなくはいってくる。思いがけなくはいってくる。
    1. [初出の実例]「滅多にむぐり込だら角兵衛獅子が舞込(マヒコン)だといふだらう」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)三)
  4. おどりながらはいってくる。
    1. [初出の実例]「チキリンチャンと舞ひ込んだ時に、玄関に坊ちゃんが遊んで居たのに気が附かねへで」(出典:落語・三軒長屋(1894)〈四代目橘家円喬〉)

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