航空兵(読み)こうくうへい

精選版 日本国語大辞典 「航空兵」の意味・読み・例文・類語

こうくう‐へいカウクウ‥【航空兵】

  1. 〘 名詞 〙 飛行兵の旧称。昭和一六年(一九四一)六月一日以前の呼称。〔作戦要務令(1939)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「航空兵」の意味・わかりやすい解説

航空兵
こうくうへい

旧日本陸軍の兵科の一つ。航空兵科は1925年(大正14)4月、陸軍航空本部の設置で実質的な独立兵科となり、以後満州事変開始時期(1931)までに陸軍航空兵制がほぼ完成をみた。航空兵は空中行動により敵軍威圧を加え、友軍士気を鼓舞し、地上部隊勝利を引き出すことを主要な任務とした。航空兵からなる飛行隊は偵察飛行隊、戦闘飛行隊、爆撃飛行隊の3種に区分され、それぞれ固有の任務を遂行した。

[纐纈 厚]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android