精選版 日本国語大辞典 「艤装」の意味・読み・例文・類語
ぎ‐そう ‥サウ【艤装】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
船体構造の主要部である船殻が完成してから船が就航できるようになるまでの、各種機器、設備、配管、内装などに関する工事の総称である。代表的なものとして、操船関係では操舵(そうだ)装置、係船装置、航海計器、通信装置があり、推進関係では主機関、諸補機関、軸系、プロペラがある。また、貨物に関する荷役装置、貨物倉設備、旅客・乗組員に関する居住設備、交通装置(階段・梯子(はしご)、通路、乗船装置)、安全に関する救命設備、消防・消火設備もある。全体に関するものとして、諸配管装置、通風装置、空気調和装置、諸制御系・電気配線などがある。これらのうち重要な機能、制御・電気系統は、陸上試運転、船内試験および海上試運転によって試験される。
[森田知治]
船舶と同じように、外殻ができあがった機体に、航空機としての機能や用途を果たすため諸装備・装置を取り付け、調整する作業をいう。すなわち、外殻の組立てと並行して、エンジン、操縦装置、着陸装置、油圧、電気、高圧空気、空調、防除氷、通信・航法装置、および関連する計器類やコンピュータの取付けと調整を行う。旅客機では、さらに客室関係の装備つまり、座席、調理台、コートルーム、手洗所、乗客娯楽装置、非常用装備など、また、軍用機では武装関係の取付け、調整などの作業がある。
なお、船舶では、艤装の段階から乗務が決められた船で乗組員が工程の立合いや検査を兼ねて訓練を行うのに対し、航空機では、特別なものを除き、装備が複雑、広範囲な割に乗組員が少ないことや機数が多く、仕様が統一されていることから、乗組員は機体の作業とは別に航空機メーカーやユーザーの訓練所で訓練を行い、工程の立合い、検査は専門の検査員が行っている。
[落合一夫]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
送り状。船荷証券,海上保険証券などとともに重要な船積み書類の一つで,売買契約の条件を履行したことを売主が買主に証明した書類。取引貨物の明細書ならびに計算書で,手形金額,保険価額算定の基礎となり,輸入貨...
9/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新