芳情(読み)ホウジョウ

デジタル大辞泉 「芳情」の意味・読み・例文・類語

ほう‐じょう〔ハウジヤウ〕【芳情】

他人を敬って、その思いやりの心をいう語。芳志芳心。「御芳情感謝致します」
[類語]芳心芳志情け

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「芳情」の意味・読み・例文・類語

ほう‐じょうハウジャウ【芳情】

  1. 〘 名詞 〙 他人を敬ってその人のなさけ、思いやりの心をいう語。芳志。ほうせい
    1. [初出の実例]「使乎遠皇皇、芳情睽離但有觴」(出典文華秀麗集(818)上・春日餞野柱史奉使存問渤海客〈巨勢識人〉)
    2. 「さて又扶持芳情を得たらん者は」(出典:清原宣賢式目抄(1534)一九条)

ほう‐せいハウ‥【芳情】

  1. 〘 名詞 〙ほうじょう(芳情)
    1. [初出の実例]「天下の倚頼として、其芳情(ハウセイ)を悦び」(出典:太平記(14C後)二〇)

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