若し(読み)モシ

デジタル大辞泉 「若し」の意味・読み・例文・類語

もし【若し】

[副]
(あとに仮定表現を伴って)まだ現実になっていないことを仮に想定するさま。もしか。万一。「若し彼が来たら、知らせてください」
疑問推量の表現を伴って)確実ではないが、十分ありうるさま。もしや。あるいは。ひょっとすると。
「―かのあはれに忘れざりし人にや」〈夕顔
[類語]仮にたとえもしかよしんばたといよしやもしも万一まんいち万一ばんいち万が一万万一もしやもしかしたらもしかするとひょっとするとひょっとしたらひょっとしてあるいはもしかしてどうかすると下手すると一つ間違えばことによるとあわよくばまかり間違うよもやまさか万万ばんばん夢かうつつ図らずもはしなくはしなくも思いがけず思いも寄らない思いのほか心外突然唐突案に相違する意表を突く意表予想外意想外ゆくりなくまぐれひょんなひょっとゆくりなし我にもなく期せずして悪くすると事と次第による事によるとともするとややもすれば何かにつけ何かと言えば折に触れてもしくははたまたないし偶然たまさか時としてかも知れない思わず思わず知らず我知らず知らず知らず折もあろうに折悪しくゆくりなく慮外存外望外

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精選版 日本国語大辞典 「若し」の意味・読み・例文・類語

わか・し【若】

  1. 〘 形容詞ク活用 〙わかい(若)

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