若年(読み)ジャクネン

デジタル大辞泉 「若年」の意味・読み・例文・類語

じゃく‐ねん【若年/弱年】

年齢が若いこと。また、その人。「―層」「―労働者」
[類語]幼少幼弱幼時幼年若齢弱小弱冠年少年若としわか年弱としよわヤング若い幼いいとけなうら若い若若しい若やか若やぐ若気ういういしいみずみずしい青臭い溌剌子供らしい青い乳臭い未熟幼稚稚気童心子供っぽい幼心おさなごころ子供心くちばしが黄色い頑是ない子供じみる大人気ない年下弱齢妙齢若盛り血気盛り少壮盛年壮年壮齢男盛り女盛り娘盛り色盛り働き盛り芳紀年頃

わか‐とし【若年】

小正月のこと。
新年

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精選版 日本国語大辞典 「若年」の意味・読み・例文・類語

じゃく‐ねん【若年・弱年】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 年の若いこと。また、経験が少なく成人として見られないこと。また、その人。年若い者若輩
    1. [初出の実例]「是、若年の時所詠の歌也」(出典:九冊本宝物集(1179頃)三)
    2. 「岩次郎じゃくねんにて思慮あさく、始終の是非もたださず」(出典:黄表紙・敵討義女英(1795)下)
    3. [その他の文献]〔宋書‐劉湛伝〕
  3. 近世、一一歳から一七歳までの呼称
    1. [初出の実例]「拾壱歳より拾七歳迄、若年と云。右之趣享和二戌年、奥御右筆田中吉蔵より承る」(出典:類典(古事類苑・法律三一))

にゃく‐ねん【若年】

  1. 〘 名詞 〙 年の若いこと。経験が浅く、まだ一人前でないこと。また、その人。じゃくねん。
    1. [初出の実例]「御若年(ニヤクネン)にして〈略〉出家とげらるる事も有しに」(出典浮世草子好色五人女(1686)二)

わか‐とし【若年】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 新年をいう、女房詞。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. 小正月のこと。長野県や九州南部などでいう。

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