若緑(読み)ワカミドリ

デジタル大辞泉 「若緑」の意味・読み・例文・類語

わか‐みどり【若緑】

松の枝から伸び出した新芽。松の芯。 春》浜道や砂から松の―/蝶夢
新鮮な緑色
若松4」に同じ。
[類語]木の葉枝葉草葉葉っぱ押し葉葉身葉脈葉柄葉末托葉単葉複葉葉序双葉若葉新緑万緑青葉紅葉こうよう紅葉もみじ黄葉照り葉落ち葉落葉枯れ葉朽ち葉病葉わくらば松葉

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精選版 日本国語大辞典 「若緑」の意味・読み・例文・類語

わか‐みどり【若緑】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 樹木の新芽や若葉などのみずみずしい緑色。また、その新芽や若葉。特に、松の若葉をいう。松の芯(しん)。また、染色で老緑(おいみどり)に対していう。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「わかみどりふた葉に見ゆる姫松の嵐吹きたつよをも見てしが」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開上)
  3. (かさね)の色目の名。表は萌葱(もえぎ)、裏は紫。一説に、表は青、裏は紫。→松襲(まつがさね)
  4. ( 将来松の位の大夫職になるものの意で ) 遊女に召し使われる禿(かぶろ)
    1. [初出の実例]「三筋に三つの春たてば、松若みどり、梅時節」(出典:浄瑠璃・山崎与次兵衛寿の門松(1718)上)

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「若緑」の解説

わかみどり【若緑】

石川日本酒。酒名は、仕込み水に使う清水が湧く蔵の裏山通称「若桑山」の「若」と、屋敷内に杉の大木があったことにちなみ「緑」を合わせて命名吟醸酒純米酒本醸造酒普通酒がある。原料米は山田錦、五百万石、加賀光など。蔵元の「中納酒造」は嘉永2年(1849)創業所在地は輪島市町野町寺山。

わかみどり【若緑】

長野の日本酒。酒名は、理想を高く進取の気持ちを持ち若さを忘れずという思いを込めて命名。大吟醸酒、純米酒、本醸造酒がある。平成5、12年度全国新酒鑑評会で金賞受賞。原料米は美山錦など。仕込み水は千曲川水系の伏流水。蔵元の「今井酒造店」は元禄4年(1691)創業。所在地は長野市大字小島。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

デジタル大辞泉プラス 「若緑」の解説

若緑(わかみどり)

長野県、株式会社今井酒造店の製造する日本酒。大吟醸酒、純米古酒、本醸造酒などがある。

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