苦杯(読み)クハイ

デジタル大辞泉 「苦杯」の意味・読み・例文・類語

く‐はい【苦杯】

《にがい酒を入れた杯の意》にがい経験。つらい経験。
[類語]経験体験見聞洗礼苦汁見聞き耳目追体験遍歴場数を踏む

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「苦杯」の意味・読み・例文・類語

く‐はい【苦杯】

  1. 〘 名詞 〙 にがい酒を入れたさかずき。転じて、にがい経験。
    1. [初出の実例]「今や彼等より受けた苦盃を、我が自彊組合の血汐によって浄化し、今日の喜びを得たのである」(出典:神野信一講演集(1932)〈神野信一〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android