精選版 日本国語大辞典 「茨木」の意味・読み・例文・類語
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歌舞伎(かぶき)舞踊劇。長唄(ながうた)。1幕。河竹黙阿弥(もくあみ)作。羅生門(らしょうもん)の鬼神伝説に取材、能にはない曲を能形式の松羽目物(まつばめもの)に仕立てたもの。1883年(明治16)4月東京・新富座で5世尾上(おのえ)菊五郎の茨木童子、初世市川左団次の渡辺綱(わたなべのつな)により初演。3世杵屋(きねや)正次郎作曲、初世花柳寿輔(はなやぎじゅすけ)振付け。羅生門で鬼神茨木童子の片腕を切り取った渡辺綱が物忌みで固く門戸を閉じているところへ、伯母真柴(ましば)が訪れる。酒宴ののち、鬼の腕を見せてくれと頼んだ伯母は、すきをうかがって腕を奪うや、たちまち悪鬼の正体を現して飛び去る。5世菊五郎は『土蜘(つちぐも)』に次いで「新古演劇十種」に選定。6世尾上梅幸(ばいこう)、6世菊五郎が継承し、その後も多くの人が上演している。面会を断られた伯母が門の外で綱を養育した昔を物語る振り、酒宴での舞、鬼の本性を現すところ、後ジテの片手六方の引っ込みなどが見せ場。なお、6世梅幸は同工異曲の長唄『綱館(つなやかた)』を使って演じた。
[松井俊諭]
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…江戸歌舞伎では顔見世でよく上演されたが,顔見世狂言として固定化して用いられるようになるのは,1729年(享保14)江戸市村座の《長生殿白髪金時》あたりからだといわれる。このほか,明治になって《茨木》《戻橋》などの舞踊が作られた。 なお,この四天王物の中から派生した作品群に,〈土蜘物〉〈山姥物〉がある。…
…シテである鬼神の役は一言も発しない。長唄舞踊《茨木》などの原拠。【横道 万里雄】。…
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