菊枕(読み)きくまくら

精選版 日本国語大辞典 「菊枕」の意味・読み・例文・類語

きく‐まくら【菊枕】

〘名〙 菊の花を干して、それを入れて作った枕。頭痛や目に効能があるという。菊の枕。《季・秋》
※俳諧・庵桜(1686)「此千世を今日の馳走よ菊枕〈季吟〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「菊枕」の意味・読み・例文・類語

きく‐まくら【菊枕】

干した菊の花びらを入れて作った枕。香りがよく、頭痛や目の病いなどに効能があるという。 秋》「夜々むすぶ夢の哀艶―/蛇笏

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