華灯(読み)かとう

精選版 日本国語大辞典 「華灯」の意味・読み・例文・類語

か‐とうクヮ‥【華灯・花灯】

  1. 〘 名詞 〙
  2. はなやかな灯火。美しい灯。
    1. [初出の実例]「入牖家々添粉黛、照軒処々混華燈」(出典本朝麗藻(1010か)上・清夜月光多〈一条天皇〉)
    2. [その他の文献]〔楽府詩集‐相逢行〕
  3. 花の装飾をほどこした灯籠提灯。特に陰暦正月一五日の元宵節のときに飾るものをいう。
    1. [初出の実例]「正月半、放花燈(クトウ)。大衆年々楽太平」(出典:通俗酔菩提全伝(1759)一)

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普及版 字通 「華灯」の読み・字形・画数・意味

【華灯】か(くわ)とう

美しい灯火。唐・寒山寒山詩、一〇四〕 富兒、高堂に會す 燈、何ぞ煌(ゐくわう)たる

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