落梅集(読み)ラクバイシュウ

デジタル大辞泉 「落梅集」の意味・読み・例文・類語

らくばいしゅう〔ラクバイシフ〕【落梅集】

島崎藤村の詩文集。明治34年(1901)刊。「千曲川旅情の歌」「小諸なる古城のほとり」など、小諸時代の恋愛詩と旅情をうたう自然詩を収める。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「落梅集」の意味・読み・例文・類語

らくばいしゅう‥シフ【落梅集】

  1. 詩文集。島崎藤村作。明治三四年(一九〇一)刊。旅情をうたった詩が多いが、詩から散文へ移ろうとする現実主義的志向も見られる。「小諸なる古城のほとり」や「千曲川旅情のうた」などが有名。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android