葦原(読み)ヨシワラ

デジタル大辞泉 「葦原」の意味・読み・例文・類語

よし‐わら〔‐はら〕【×葦原】

ヨシの生い茂っている原。

あし‐わら〔‐はら〕【×葦原】

あしはら

あし‐はら【×葦原】

葦の多く生えている所。あしわら。 秋》

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精選版 日本国語大辞典 「葦原」の意味・読み・例文・類語

あし‐はら【葦原】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「あしわら」とも )
  2. 葦の生えている広い土地。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「阿斯波良(アシハラ)の 密(しけ)しき小屋に 菅畳 いやさや敷きて 我が二人寝し」(出典古事記(712)中・歌謡)
    2. 「芦原や鷺の寝ぬ夜を秋の風〈山川〉」(出典:俳諧・猿蓑(1691)三)
  3. 日本国の異称。
    1. [初出の実例]「あし原の代々にかはらぬもてあそび物として」(出典:宝徳二年十一月仙洞歌合(1450))
  4. 女性の陰毛、性器をいう俗語

よし‐わら‥はら【葦原・葭原】

  1. 〘 名詞 〙 葦が生い茂った原。あしはら。
    1. [初出の実例]「葦は一物を名を云へばあしと云ぞ〈略〉不再見天地不分の時はよし原であらうぞ」(出典:日本書紀兼倶抄(1481))

あし‐わら‥はら【葦原】

  1. 〘 名詞 〙あしはら(葦原)

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